豆知識

これまでに印刷された中で、最も珍しいカードは?

As de Oros de una baraja de Lascuarenta.esAs de Copas de una baraja de Lascuarenta.es

世界で最も珍しいとされるカードは、ひとつに決まっているわけではありません。なかでも注目されるのは、中世の手描きのカード、博物館に保存されている15〜16世紀の不揃いのカード一式、そして印刷ミスのため一度も出回らなかった札です。こうした貴重な品の多くは、古い本の装丁の詰め物として、人知れず残っていました。

中世から生き残ったカード

カードは破れるまで使われ、その後は捨てられていたため、初期の数世紀のものはほとんど残っていません。豪華なカードの中には、美術品として大切にされてきたおかげで現存し、博物館や図書館に保存されているものもあります。ただし、ひと組すべてが揃っていることは少なく、数枚の札だけ、あるいは製本に再利用された、裁断前の印刷紙だけが残っていることもよくあります。

本の装丁から見つかったカード

意外に思えるかもしれませんが、印刷業者はカードの印刷に失敗した紙を、本の表紙の詰め物に使っていました。何世紀もたってから本を修復すると、それまで知られていなかったカードが姿を現すのです。詳しくは、ヨーロッパで最初に記録されたカードでご紹介しています。

印刷ミスと少部数のカード

近代以降では、珍しさの理由は印刷ミスであることが多くなります。スートの間違い、色の不具合、上下逆に印刷された札などです。また、ごく少部数しか作られなかった宣伝用や広告用のカードも、収集家の間で人気があります。

スペイン式カードでは?

古いases de oros(金貨のエース)は、特に人気の高い札です。そこには製造者の名前と年が記されていました。詳しくは、as de oros(金貨のエース)の歴史でご紹介しています。実物を見たい方は、カードの博物館もチェックしてみてください。

よくある質問

世界で最も高価なカードは?

中世の手描きのカードであることが多いですが、価格はオークションや個々の品によって変わるため、ひとつに決まっているわけではありません。

なぜ古いカードはほとんど残っていないのですか?

すり切れるまで使われ、その後は捨てられていたためです。