遊び道具
紙の歴史:中国からシャティバへ、そしてトランプへ




紙は約2,000年前に中国で発明され、8世紀にはイスラム世界に伝わり、アル=アンダルスを経てヨーロッパに届きました。バレンシア地方のシャティバは、11〜12世紀ごろのヨーロッパで最も早く発展した製紙拠点の一つです。紙の値段が下がったことは、トランプが広く普及するうえで欠かせませんでした。
中国で生まれた発明
伝承では、中国の宮廷に仕えた役人の蔡倫が、2世紀初めに製紙の工程を改良したとされています。ただし、それ以前の紙も発見されています。紙は植物の繊維やぼろ布、樹皮から作られていました。
西へ向かう旅
紙は中央アジアに広まり、バグダードやダマスカスに届きました。そこから北アフリカ、そしてイベリア半島へと伝わります。シャティバでは高く評価される紙が作られ、輸出もされていました。
紙とトランプ
トランプのカードは、何枚もの紙を貼り合わせて作られていました。紙が安くなると、トランプはぜいたく品ではなくなっていきます。詳しくは、初期のトランプはどのように作られたのかでご紹介しています。
そして、印刷へ
次の大きな一歩は印刷でした。その歩みは、近代印刷はどのように生まれたのかでお話ししています。現在のカードは専用の厚紙で作られており、その製法は現代のトランプはどのように作られるのかでご紹介しています。
よくある質問
紙はどこで発明されましたか?
約2,000年前の中国です。
シャティバはなぜ重要なのですか?
ヨーロッパで最も早く発展した製紙拠点の一つだったからです。